北欧旅行記 その10 ガムラスタン編です。はじめは
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僕らの北欧旅行も最後の観光の日です。この日はストックホルムのガムラスタン(旧市街)を中心に回ることにしました。ガムラスタンは映画、魔女の宅急便の街のモデルにもなったような場所で、細い路地、昔ながらの建物が特徴です。僕らが宿泊したシェラトンからガムラスタンへは徒歩で5分もかからないような場所。非常に良い立地でしたねー。
ゆっくりめに起きて朝食。フィンランド、スウェーデンと何泊もしてきましたが、どこのホテルも朝食は同じような感じでした。それぞれの食材のレベルは高いんだけど、なんか素材の味を楽しむって感じで、料理といえる料理を食べてこなかったような気がします。まあ、北欧料理は世界的に見てもそんなに美味しいものではないらしいので、そこは目をつむりましょう。というか、日本がレベル高すぎだと思うんですw
ガムラスタン玄関口とも言われる場所にそびえ立つのは、スウェーデンの国会議事堂。この国会議事堂の中を通って、ガムラスタンに入ります。
ガムラスタンはなんというか、絵本の世界のようです。どこを撮っても絵になる感じです。まあ撮る側がへっぽこなので、残念な写真しか撮れないのが難しいところです。ヘルシンキもそうですけど、こういう港町は夏にこそ訪れてみたいですね。
ガムラスタンの中には王宮があり、ちょうど衛兵交代式が行われていました。
担当の人がスウェーデンの歴史などを話した後、衛兵の方たちが合図とともに行進、そして交代の儀礼を行なっていました。ここは有名な観光ポイントであるらしく、観光客や地元の小学生なども大勢、見学に来ていました。その後、僕らはノーベル博物館の前で行われていたクリスマスマーケットや、これまた有名観光スポットである、「月を見上げる少年」の像を見てきました。
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すごく小さくて可愛い
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ガムラスタンは徒歩でも回り切るのにそんなに時間はかかりません。僕らはガムラスタンを後にし、この日のもう一つの目的に向かいました。この日は12月10日、覚えてらっしゃる方もいるかもしれませんが、毎年12月10日はストックホルムはあるイベントでもちきりになります。それはノーベル賞授賞式!予定を組んだ8月にはまだ決定されていませんでしたが、日本の山中伸弥教授が医学・生理学賞をこの日受賞することになっていました。山中先生の公演は聴講したことがありますが、非常に分かりやすく、そして未来に希望が持てるお話でした。numaも研究者のはしくれとして、授賞式の雰囲気などを味わってみたい!そんな思いで関係する場所に行ってみることにしました。
まずは受賞者が宿泊するグランドホテル。そんなに豪華!ってわけではありませんが、歴史を感じさせる、非常に重厚なホテルです。
そして、ノーベル賞授賞式会場であるコンサートホール。こちらは授賞式を目前に控え、大勢の人であふれていました。しかし、一般人は規制線から立ち入ることは出来ず、遠巻きにしか見ることができません。僕らが見ていると、着物を着た女性たちが入っていったので、あれはもしかしたら山中先生の親族の方だったのかな?
晩餐会会場の市庁舎には行くことができませんでしたが、授賞式、晩餐会とずっとホテルのテレビで見ることが出来たので満足しました。山中先生とスウェーデンの王女がずっとお話されていたのが印象的でしたねーw
これで僕らの北欧旅行は終わり。でも何度も書いていますが、今回のような冬だけではなく、もっと違う時期にも訪れたい!と思わせてくれるような素敵な街でした。楽しかったー!