2013年2月7日木曜日

北欧旅行記 その6


北欧旅行記 その6 サンタクロースエクスプレス編です。はじめはここから。ひとつ前はここから。

無事にサンタクロースにも会うことが出来た僕らは、来た時と同じように路線バスに乗り、ロヴァニエミの中心街に戻って来ました。ホテルで荷物を受け取ったのが確か17時半ころ、その日の夜はサンタクロースエクスプレスという電車(寝台急行)に乗ってヘルシンキまで13時間かけてのんびり移動する予定でした。しかし、その電車の出発は21時過ぎ。まだ4時間くらいあるよ・・・しかも飲食店ほとんど開いていないし・・・とのことでネットの繋がるホテルのロビーにて待機していました。1時間半ぐらい経過した時でしょうか、さすがに時間を持て余してきたので、とりあえず駅まで移動してみることに。駅にはレストランが併設されているとのことなので、そこで時間を潰せばいいやと考えていました。

そういったわけで駅までタクシー移動。だいたい12ユーロくらいでした。駅についてまずしたことは、日本で旅行会社から送られてきたチケットのようなものが本当にチケットかどうか確かめることでした。バウチャーだったら窓口で交換しなきゃいけないのかなあっと思っていましたので。そうして窓口に行って聞いてみると、チケットだから問題ないよとのこと。しかも僕らが乗る寝台車両はもうホームに着いてるから勝手に乗ってていいよとのこと。なんかおおざっぱ!w そのようなことなのでチケットに書かれている車両番号を頼りに歩いて行くと、ありました。しかもドア普通に開くし。また、部屋番号のところに行くと部屋も入り放題。部屋の中にカードキーがあり、それをかけることでドアの鍵がかかるのですが、誰でも出入りできるとか日本じゃ考えられないよなあ・・・と思いつつも、荷物を置くことが出来るのでその点は非常に便利。僕らも大きな荷物を部屋に残して、駅のレストランで食事をすることにしました。
日本と同じみどりの窓口ですね
レストランに入る前にホームを見渡してみると、日本と違って改札がないのでホームにも出入り自由。というか境目がありません。なんか色々な面で日本との違いを感じましたねえ。レストランでは定番のサーモンスープやトッピングが選べるピザを食べ、車内用の飲み物を購入。お腹もいっぱいになって車内に戻ると、出発までもうそこそこの時間でした。この時間になると乗客もちらほら集まってきて、中には犬を連れた人もいました。どうやらペットと同乗可能な車両もあるらしく、外から車両を見た時に、ペット同乗可能かどうかなどを示す表示もありました。
境目のないホーム
こんな車両もついてました
一般車両(この列車は普通の急行列車なので寝台ではない、普通の座席の車両もついています)との連結も済ませ、いよいよヘルシンキに向けて出発です!列車は静かに、ゆっくりと走り出します。奥さんはシャワーを浴びたいとのことで、さっそくシャワーを浴びることに。僕らの部屋は寝台の中でもシャワー付きの部屋で、トイレの壁をくるっと回転させるとシャワーが出てくるというシロモノでした。確かに狭いけれど、必要十分な感じです。ただ、問題点がありまして、お湯はボタンを押すことで出てくるのですが、押してから10秒間しか出ません。そのため、ひっきりなしに押す必要があります。まあ無限に使えるわけではないから仕方ないことではありますよね。そうやって奥さんがシャワーを浴びていると、部屋のドアがノックされて鍵を外から開けられました。何事!?と思っていると車掌さんの検札です。フィンランドでは改札がない代わりに車掌さんが検札をしにきます。チケットを見せると、笑顔で「良い旅を」と言ってくれました。こういった心遣いひとつで嬉しいですよね。
部屋はこんな感じ 広くはないです
それとこの列車の特筆すべき点がもう一つ。なんとこの列車、無料でWiFiが使えるんです!ずーっと森の中を走っていく列車なのに、ネットに繋ぎ放題とは・・・日本でも最近ようやく使える列車も出て来ましたが、携帯での接続が中心。フィンランドのような人口の少ない所では携帯網を揃えるよりも、こうやってインフラに付随させてネットに繋げるようにしたほうが確かに安上がりなのかもしれませんね。

外を眺めていたりすると本当におとぎ話の世界のようでした。たまに停まる駅も小さな駅で絵本に出てくるような感じ。ぼんやりと眺めているだけで本当に心が落ち着く感じです。こういった冬の風景も良いけど、夏の日差しが出ている時にも見てみたいなあと強く思いました。そうこうしてると睡魔が襲ってきたので眠ることに。ベッドは2段になっており、シーツや布団は清潔です。そして枕カバーがかわいいw
目が覚めると、まだ辺りは真っ暗。ぼんやりしていると駅に到着しました。部屋の窓からホームを見てみるとそこそこ大きめの街の感じ。どうやらタンペレに着いたようです。ホームの案内板を見てみると40分ぐらい停車するようなので、着替えてホームに降りてみることにしました。一面雪景色というのは変わらないのですが、ホームに降りてまず感じたことは、暖かい!表示されている気温は-1℃。今までが-20℃くらいの場所にずっといたのでそりゃ暖かいと感じますよね。また、外から列車を見ると結構長いことが分かります。座席のみの普通の車両や貨物車両、そして日本では珍しい食堂車などもあります。先頭車両まで行ったら、戻って食堂車に乗り込みます。PUBのような良い感じの雰囲気です。朝食用にとサンドイッチを購入して自室に戻ります。
タンペレからヘルシンキまでは2時間ちょいとのことなので起きていることに。途中で奥さんも起きてきて一緒に朝食を取りました。フィンランドで思うのは乳製品(ヨーグルトやチーズ)が美味しいということ。飲むヨーグルトみたいのにもベリーがふんだんに使われていて贅沢感たっぷりです。これでもうちょっと物価が安かったら・・・と思うのが残念なところです。

途中、古都トゥルクなどを通過し、ヘルシンキ間際になってくるとさすがに都会の感じがしてきます。今までずーっと森ばっかりだけれど、ヘルシンキの周りにはビルが立ち並んでいて雰囲気がかなり違っています。そしてついに到着!ホームに降りてみるとまさにヨーロッパの駅といった、高いアーチ状の天井と重厚な建物!ロヴァニエミは田舎町だったのでそんな感じは少なかったですが、ヘルシンキに来てからはフィンランドはヨーロッパの一部なんだなあと再認識させられました。
今日はここまで。次はヘルシンキの街中散歩です。(その7に続く


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